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【 CD 】 BUMBLE BEE / BBCDE-042 / 2009
下記レビューを書いてから2年半が経ち、このアルバムは私の生涯のベスト3アルバムの1枚になった。ある年の正月、歌詞をなんとか書き起こそうと本当にひたすら聞き返してたら、10年の深化が実はとんでも無いものだったことに気がついた。『ギター』は夜更け、『ドラム』は夜明けと書いたが、今はおだやかな太陽の光が見えます。その風景にゆったりと流れる太古の風が戸張大輔の唄には宿っている。こんな音楽はまたと無いでしょう。心がざわついた時も『ドラム』があればもう大丈夫。鬼。(2019年)
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『ギター』を毎晩聞き込んで聞き込んで10年待ってやっと手にした人のキラキラはもうとてつもなく最高揚だったろうなと想像する。その暖かさまで伝わってくる2009年セカンドアルバム。その祭りには参加できなかったが、私もやっと手にすることができた。
奇作としか言いようがない『ギター』から、進化というか深化か、戸張大輔の歌とギターはよりシンプルに深く入ってくる。もうそこがどこの国かということも関係なくなっていて、夜のイメージはそのままに、さらに明け方近く、未明の闇。そしてまさかのクリスマスソング!!を聞いたときに、思わず戸張大輔という人には会わないでいいと考えてしまった。このままどこかの街で暮らしていて欲しい、どういう思いで作ったのか、歌についてどう考えていたのか、この先も答えのは永遠にわからないままで、ただこの2枚のアルバムをぢつと聞いていたい。
でも。もちろん2019年なんかに、また祭りが、小さな花火があがって、3度目の闇が深まることなんか妄想はしている。それまで何度も聞くでしょう。
入荷 : 2016.09.02
再入荷 : 2016.10.27
再入荷 : 2019.03.17